定着なるか? "ネオレトロ"クラス
最新のパフォーマンスにレトロっぽさをスパイス
YAMAHA XSR900

なんかBOLTみたいなのがまたヤマハから出たぞ……と思ったら、MT-09の派生モデルだった。
ブランニューモデル「XSR900」は、4/15に発売(予定)を控えたヤマハのネイキッドで、本日公の下に発表されました。ドラッグスターの現代版がBOLTの立ち位置とするなら、その真逆がMT-09をクラシカルにしつらえた同モデル。名称が異なるので、ベースはMTでもMTとは似て異なる別モデルだよ、ということでしょうか。その車名も、ヤマハの名車「XS」と「SR」のイイとこ取りみたいなユルイ感じ。"The Performance Retro-ster"をコンセプトに、味わいのあるレトロな外観と先進技術によるパフォーマンスを合わせもつモデル……というのがふれこみだから、XSのRってことですかね。

察しの通り、エンジンをはじめとするプラットフォームは、ヤマハで現在注目を集めているMT-09。そうなると、単に外観を変えて手軽にブランニューをでっち上げたのか……と思いきや、それならそれで細部までガッツリこだわった、筋金入りの"美"マシンに仕上げられているようです。同モデルでは車体色と素材、仕上げとグラフィックをトータルでデザインする、感性に訴えるヤマハらしい取り組みが炸裂。細部にわたり、加工法を使い分けた金属の素材感で独自の世界観が表現されています。ルックスだけは譲れないヤマハならではのスタンスで「本物」の味わいが追求されていて、MTのプラスチッキーな雰囲気からは完全に脱却しているようですね。アルミのタンクカバーはなんと手仕上げで、塗装後のバフがけの方向や粗さが製品ごとに異なるというから演出が凝っています。
R1で成功を収めたクロスプレーンの理論を基にした走りの醍醐味はそのままに、同モデルではアシスト&スリッパークラッチを新たに採用。ハウジングの構造が研究された結果、より軽いバネレートのスプリングが採用され、クラッチ操作がMT比で約20%低減したとか。減速域では車体挙動が穏やかになって、あのギクシャク感も影を潜めているそうです。もちろん、外観がクラシカルとはいえトラコンもライドバイワイヤも走行モード切替システムも搭載され、走りのツボは省略されていません。そこはさすが。

ベースのMTと比較してみると、寸法は全高が1135→1140mm、シート高が815→830mmに、車両重量が188(191)→195kgとビミョーな違い。他は軸距離をはじめボアストロークや出力、圧縮比や燃費から、減速比、変速比、タンク容量に至るまで同じです。MTのまとまりを考えると、そこを変える意味はないということでしょうか。でも、こうも見た目と中身が異なると、ギャップ女子にヤラれた男子の心境になるんでしょうか。そうなるとニッチに思えた「ネオ・レトロ」というヤマハの狙いどころも、説得力と主張が効いてきて、どこか意味深な感じすらしてきますね?

しかも、狙い定めたような記念モデルでの黄色いチェーンブロックが見事にハマってます。フォークアウターもゴールドに、H/Lケースはブラックアウトするなど、全体的によりレーシーにパッケージ。新進気鋭の3気筒モデルだからこそ許されるこのグラフィックに、ヤマハ積年の想いが込められているような気がします。最新技術の詰まったMT-09をクラシカルにカスタムしたレディメイドが同モデル。ただのドレスアップとか思ったら、どっこい気合いの入れ方が予想を超えていますね(汗)。マジぱねぇっス!!

■SPECIFICATION
・YAMAHA XSR900
全長×全幅×全高:2075×815×1140(mm) シート高:830(mm) エンジン型式:水冷4ストロークDOHC 4バルブ3気筒845cc 最高出力:81kW(110ps)/9000rpm 最大トルク:88N・m/8500rpm ミッション:常噛6段リターン タイヤ:F120/70 ZR17M/C (58W)・R180/55 ZR17M/C (73W) 車両重量:195kg タンク容量:14リットル 乗車定員:2名 燃費:27.3km/リットル(60km/h定地燃費・2名乗車) 車体色:マットグレー、ブルー(60th イエロー) 価格:1,042,200円(60th 1,074,600円)※60th記念モデルは2/23~9/30までの受注期間限定モデル
●問い合わせ
ヤマハ発動機お客様相談室 TEL0120-090-819
http://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
YAMAHA XSR900

なんかBOLTみたいなのがまたヤマハから出たぞ……と思ったら、MT-09の派生モデルだった。
ブランニューモデル「XSR900」は、4/15に発売(予定)を控えたヤマハのネイキッドで、本日公の下に発表されました。ドラッグスターの現代版がBOLTの立ち位置とするなら、その真逆がMT-09をクラシカルにしつらえた同モデル。名称が異なるので、ベースはMTでもMTとは似て異なる別モデルだよ、ということでしょうか。その車名も、ヤマハの名車「XS」と「SR」のイイとこ取りみたいなユルイ感じ。"The Performance Retro-ster"をコンセプトに、味わいのあるレトロな外観と先進技術によるパフォーマンスを合わせもつモデル……というのがふれこみだから、XSのRってことですかね。

察しの通り、エンジンをはじめとするプラットフォームは、ヤマハで現在注目を集めているMT-09。そうなると、単に外観を変えて手軽にブランニューをでっち上げたのか……と思いきや、それならそれで細部までガッツリこだわった、筋金入りの"美"マシンに仕上げられているようです。同モデルでは車体色と素材、仕上げとグラフィックをトータルでデザインする、感性に訴えるヤマハらしい取り組みが炸裂。細部にわたり、加工法を使い分けた金属の素材感で独自の世界観が表現されています。ルックスだけは譲れないヤマハならではのスタンスで「本物」の味わいが追求されていて、MTのプラスチッキーな雰囲気からは完全に脱却しているようですね。アルミのタンクカバーはなんと手仕上げで、塗装後のバフがけの方向や粗さが製品ごとに異なるというから演出が凝っています。
R1で成功を収めたクロスプレーンの理論を基にした走りの醍醐味はそのままに、同モデルではアシスト&スリッパークラッチを新たに採用。ハウジングの構造が研究された結果、より軽いバネレートのスプリングが採用され、クラッチ操作がMT比で約20%低減したとか。減速域では車体挙動が穏やかになって、あのギクシャク感も影を潜めているそうです。もちろん、外観がクラシカルとはいえトラコンもライドバイワイヤも走行モード切替システムも搭載され、走りのツボは省略されていません。そこはさすが。

ベースのMTと比較してみると、寸法は全高が1135→1140mm、シート高が815→830mmに、車両重量が188(191)→195kgとビミョーな違い。他は軸距離をはじめボアストロークや出力、圧縮比や燃費から、減速比、変速比、タンク容量に至るまで同じです。MTのまとまりを考えると、そこを変える意味はないということでしょうか。でも、こうも見た目と中身が異なると、ギャップ女子にヤラれた男子の心境になるんでしょうか。そうなるとニッチに思えた「ネオ・レトロ」というヤマハの狙いどころも、説得力と主張が効いてきて、どこか意味深な感じすらしてきますね?

しかも、狙い定めたような記念モデルでの黄色いチェーンブロックが見事にハマってます。フォークアウターもゴールドに、H/Lケースはブラックアウトするなど、全体的によりレーシーにパッケージ。新進気鋭の3気筒モデルだからこそ許されるこのグラフィックに、ヤマハ積年の想いが込められているような気がします。最新技術の詰まったMT-09をクラシカルにカスタムしたレディメイドが同モデル。ただのドレスアップとか思ったら、どっこい気合いの入れ方が予想を超えていますね(汗)。マジぱねぇっス!!

■SPECIFICATION
・YAMAHA XSR900
全長×全幅×全高:2075×815×1140(mm) シート高:830(mm) エンジン型式:水冷4ストロークDOHC 4バルブ3気筒845cc 最高出力:81kW(110ps)/9000rpm 最大トルク:88N・m/8500rpm ミッション:常噛6段リターン タイヤ:F120/70 ZR17M/C (58W)・R180/55 ZR17M/C (73W) 車両重量:195kg タンク容量:14リットル 乗車定員:2名 燃費:27.3km/リットル(60km/h定地燃費・2名乗車) 車体色:マットグレー、ブルー(60th イエロー) 価格:1,042,200円(60th 1,074,600円)※60th記念モデルは2/23~9/30までの受注期間限定モデル
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http://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
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