百聞は一見に如かず。

このあとどーなる!? YAMAHA トリシティ125

というわけで、ほぼプライベートで乗ってみたヤマハ渾身の前2輪モデル。訪れたのは、懇意にしてもらっている愛知県瀬戸市の「イトーKT」さん。大型併売店である同店では様々なレンタルバイクも扱っているが、その関係もあって最新モデルは積極的に試乗車へ導入しているため、客足が途絶えない人気店だ。

さっそく触れてみると、実車の正直な感想は、フロントさえ見なければただの125ccクラスのスクーター。ちょっとがっかり感がしたものの、センタースタンドを降ろすとドシッとした重量感だ。車両重量が152kgもある(ちなみにオレの愛車は127kg)ので、押し歩きでの体感はさすがに重い。乗る前にひとしきり各部を触ってみたけど、通常のスクーターと全く同じで、これといったポイントは見あたらなかった。
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ちょっとした安心感とともに、シートに跨りエンジンを始動。シートはやや硬めで腰高感があるものの、跨った時点ですでに3輪の恩恵なのか安定感は高い。ただしフロントが2輪というだけで、フツーのバイクと同じため、足をつかなければ倒れてしまう点に注意が必要だ。やや重く響くエンジン、スロットルを開けて公道に出た瞬間、やはり「んん?」という違和感を覚えた。
合体01
というのも、予想以上に重心が低く地面に吸い付くような感じで、安定感というよりもオンザレールなイメージ。極低速で遅乗りしてみると、ニーグリップができないくせに、かなりふんばるからたいしたもの。走行中に左右に振り回してみても、2輪車に比べてキレのいい軽快感はないぶん、コケる気もしない。くちばしの下で4本のフォークとLMW機構が複雑に働いている感じはなく、かといってラック&ピニオンとも全く違うステアリングの感覚だ。
合体02
仕組みが全く違うので比較にはならないけど、例えば後2輪のジャイロなんかと比べると、低速で急なカーブ(というより円運動)をしてみても復元力が強く、切り返しも思った以上に滑らかで安心感がある。腰下全体ががっしり路面とつながっているというか……とにかくそんな感じ。反面、排気量や重量もあって、どうしても機動性に劣るなぁというのは否めなかった。
合体03
そこで試しに、(お店には黙って)瀬戸市内の古い住宅街へ迷い込んでみた。瀬戸川の右岸は丘の急な斜面に狭い路地がクネクネと連なり、バイクではちとキツイ場所。路面が荒れた狭い上りのカーブで、しかもすれ違い。そんな状況に遭遇したけど、フラフラすることなく走り抜けることができた。ただし初めて乗ると、前2輪のホイール位置が中心線からどのあたりに張り出しているのかが分からず、脱輪しそうになったことも正直にカミングアウトしよう。

各部の操作性や装備はもちろん問題なく、シート下にもジェットが1つ収まり、申し分ない使用感のトリシティ125。乗ってみて分かったのは、「謎多きバイク」ということ。いやいや、"バイク"と言っちゃいけないのかも。バイクによく似た、まったく別の乗り物として先入観なしで跨ってみれば、新しい世界が広がるのかも。実用性云々は別にして、せっかくだからお値段据え置きでカタチがもっとぶっ飛んでいれば……なんて思うのはオレだけだろうか?

■試乗車問い合わせ
「イトーKT」
愛知県瀬戸市陶原町3-27
TEL0561-82-9218
http://www.itokt.co.jp/

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Author:月刊バイクタイム東海
2011年10月6日に東海地区で新創刊の「月刊バイクタイム東海」。元バイクガイドのスタッフが発行元を変え新たに誕生しました。愛知、岐阜、三重、静岡県の新車、中古車のバイク情報。ツーリング、イベント、オートバイレ―ス、グルメ、バイクショップ、ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキの国産メーカー。そしてapriliaアプリリア、BWM、DUCATIドゥカティ、HARLEY-DAVIDSONハーレー、KTM、KYMCOキムコ、PIAGGIO VESPAベスパ、SYM、TRIUMPHトライアンフなどの輸入車メーカー情報も掲載。また、月一度の読者ミーティング「Catch in Riders-Z-キャッチインライダース・Z-」も開催中!

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